【完全攻略】歯科医院ウェブサイトのメタディスクリプション作成マニュアル|全国120の実例によるセオリー

この記事では、これから歯科医院のウェブサイトを自作する人のために
メタディスクリプション(概要文)
「魅力的で効果的な文章」で作成できるようになるためのノウハウを提供します。

【URL】
URLは、
ウェブサイトへの道しるべとなります。
「短い」「覚えやすい」「関連性のあるキーワードを含むこと」が重要です。
これにより、検索エンジンによるインデックス作成が容易になり、検索者にとっても分かりやすく、
「検索エンジン対策化(SEO)」「ユーザビリティ」の両方に良い影響を与えます。

【ウェブサイト名】
ウェブサイト名は、歯科医院のブランドやサービスを一言で表現する重要な要素です。
明確で分かりやすいタイトルにすべきであり、潜在的な患者が瞬時に関心を持ち、「この歯科医院のホームページを見てみたい」と感じるような魅力的なワードが含まれていることが必要です。

【メタディスクリプション】
メタディスクリプションとは、検索結果に表示される
70字程度の短い文章で、歯科医院ウェブサイトの内容を簡潔に説明する役割を担っています。
メタディスクリプションを目にした検索者に対して、歯科医院が提供する
サービスや特徴を明確に伝え魅力的で興味を引くことができれば、クリック/タップ率の向上につながり、ウェブサイトへの訪問者数を増やすことにつながります。

 本ページはこちらを解説

目次

ウェブサイト名 = オンライン集患の看板

検索結果に表示される【URL】【ウェブサイト名】【メタディスクリプション】の3つの要素は歯科医院にとっての “オンライン集患の看板” となります。

これらが適切に設定され、最適化されることで、“看板” としての役割が最大限に発揮され、競合他院との差別化を図り、潜在的な患者を引き付けることができます。

さまざまな地域の検索上位医院を見ると、ほとんどが “ベストなウェブサイト名” であるとは言い難い状況です。

つまり、勝てます。

全国各地域の120事例を集め、現状の検索結果の分析当ラボが導き出した “最適解” をご紹介しますので、当記事の情報をヒントに、“あなたの地域でNo.1のオンライン看板” をもつ歯科医院ウェブサイトを構築してください

・URL
・ウェブサイト名
・メタディスクリプション
を最適化するだけで競合他院に対して優位になれます!

この記事で【完了】すること

ベストなメタディスクリプションを決める
地域No.1のオンライン看板を掲げる

事前準備しておくもの

インターネット接続
PC
正確な歯科医院名の決定

全国の地域別検索上位医院のまとめ

まずは実際の検索結果の実例からご覧ください。

歯科医院を探す人は大抵の場合、「都市名 + 歯医者(歯科医院)」と検索し、検索結果を “吟味” します。

そこで今回は全国を12のエリアに分け、各エリアにつき2つの都市をピックアップし、1都市ごとに「都市名 + 歯医者」でGoogle検索し、上位5件の歯科医院様の検索結果をまとめさせていただきました。

その数120医院!
Googleの検索エンジンの
アルゴリズム上、検索表示結果は “完全にフェア” であり、ウェブサイトのSEO対策をする上で “何よりの模範解答” となります。
どうぞ
じっくりと観察してみてください。

あなたの医院のウェブサイト名の参考になるはずです。

2023年4月時点での検索結果です。
選んだ都市は主要都市と “当ラボがなんとなく選んだ都市” です。
広告枠と情報サイトは除いた医院公式サイトの上位5件です。

地域別検索上位サイトの検索表示(120医院)

札幌市

【札幌歯科】札幌の世界標準のインプラント歯医者-
sapporoshika.net
(メタディスクリプション設定なし)


札幌市豊平区の歯医者|さっぽろプロケア歯科クリニック
sappro-dc.jp
はじめての歯医者さんは緊張しますよね?当院では専任のデンタルコーディーネーターが患者様と歯科医師の架け橋となり、緊張をほぐしたり治療の質問に丁寧にお応えします。親身に相談ができる歯医者をお探しなら当院にお任せください。(109字)


札幌市豊平区の歯科|のぞみデンタルクリニック
xn--e9j5a0cwka8g3a3a2b7xja8g.com
のぞみデンタルクリニックは札幌市豊平区の歯医者です。痛くない治療をモットーにしています。TEL:011-820-1005 アクセス:札幌市豊平区豊平7条8丁目2-1 地下鉄東豊線「学園前」駅から徒歩5分。(100字)


札幌市豊平区の歯科・歯医者なら星川歯科医院
hoshikawa-dc.jp
(メタディスクリプション設定なし)


札幌の歯科・歯医者|札幌駅北口徒歩1分のアイズデンタルクリニック
i-s-dental.com
札幌の歯科・歯医者ならアイズデンタルクリニック。虫歯・歯周病の予防・治療、ホワイトニング、歯科口腔外科などに対応し、あなたの大切な歯を守ります。札幌駅北口徒歩1分、夜9時まで診療、土日診療で週末しかご来院できない方も安心です。
(113字)

帯広市

【公式】三浦歯科医院|帯広市・大谷高校前の歯医者
miurashika.jp
帯広市にある三浦歯科医院は、やさしく痛くない治療を心がけ、わかりやすい説明のもとに、納得して治療を受けていただくことを第一に考えております。お口のことでお困りの際は、お気軽にご相談下さい。大谷高等学校の向かいにピンクの建物が目印です。(117字)


帯広の歯医者|プラス歯科クリニック
plus-dental.jp
北海道帯広市の西18条南2丁目にある「プラス歯科クリニック」です。診療科目は、一般歯科、小児歯科、歯科口腔外科、予防歯科、インプラント、ホワイトニングを行っています。歯に関することでお悩みの方、お気軽にご相談下さい。(108字)


春駒デンタルクリニック
harukoma-dental.com
(メタディスクリプション設定なし)


帯広市|川村歯科クリニック|電信通り|歯科|歯医者|小児歯科|矯正|審美|歯周内科|インプラント
kawamura-shika.info
帯広市の川村歯科クリニックです。当院は帯広市東1条南6丁目電信通りの歯科・歯医者さん!歯科・小児歯科・矯正・審美・歯周内科・インプラント・ホワイトニング・義歯・入れ歯!帯広駅東側電信通り近辺で歯科・歯医者をお探しなら、川村歯科クリニックへどうぞ!(123字)


帯広市の歯科・小児歯科・歯科口腔外科|新緑通り歯科クリニック
shinryoku-dental.com
帯広市の歯科・小児歯科・歯科口腔外科/新緑通り歯科クリニックです。『歯周病予防』や『入れ歯治療』に関してはお任せください。 平日お忙しい方、土曜日も診療してますので、どうぞご利用ください。(93字)

検索上位サイトの分析

ここからは、上記全国の地域別検索上位サイト(120医院)のGoogle検索の調査結果から、歯科医院のウェブサイト名においてどのような傾向があるかを明らかにしていきます。

傾向が分かればセオリーをつかめる

実際のGoogle検索結果をベースに導き出した歯科医院のウェブサイト名の “セオリー” は、おそらくどの情報媒体からも公開されていません

ここでしか見ることができない、当ラボの “研究結果” をぜひ参考にしていただき、あなたの歯科医院のウェブサイト名決定のための “有益なエビデンス” となれば幸いです。

Theory.1

71.7%が「都市名▶︎医院名」の順序

ウェブサイト名サンプル1
サイト名分析グラフ1

歯科医院のウェブサイト名には都市名や地域名を含めることが一般的な戦略
特に「都市名▶︎医院名」のパターンが最多(71.7%)

一番目立たせたいワードは先頭(左側)に配置せよ

患者が自分の地域の歯科医院を探す時、多くの場合、最初に考慮するポイントは「所在地」だと考えられます。
文章を読む時、普通は “左から” 読みますよね?
よって、ウェブサイト名に
都市名地域名を含め、それらを先頭(左側)に配置することで、検索者の目に留まりやすくなり、集客効果が高まることが期待できます。

当たり前だと思うかもしれませんが、当たり前すぎて意外とできてない人が多いです。
何も意識せず、
「ただ思いついた順に」「適当に」「言葉の響きで」ワードを配置してはダメ
ウェブサイト名1行でも
“一言一句戦略的に” ワードを配置してください

検索者にとっても、一目でおおよその所在地が把握できるウェブサイト名は、無意識ながらも親切に感じられるでしょう。

ユーザーフレンドリー場所が分かりやすいウェブサイト名を目指すなら、「都市名▶︎医院名」のパターンがおすすめです。

所在地の記載がないウェブサイト名である場合、「所在地」で歯科医院を探している検索者を取りこぼさないよう、少なくともメタディスクリプション(概要文)への所在地の記載はするようにしましょう。

一方で、「医院名▶︎都市名」のパターンも22.5%そこそこの割合を占めています。

ウェブサイト名サンプル2

医院名を先頭に置くことのメリットは、医院名を強調させることができる点です。

例えば、
その地域で先進的な医療を提供し続けるリーディングクリニック
歴史が長く信頼性が高い老舗医院
など、その地域の有力な歯科医院の場合、医院名を先頭に置くパターンにすることで医院のブランドをアピールでき、そのブランド力を知らない検索者にとっても「この医院は信頼できそう」と思わせられる効果が期待できます。

また、「医院名のみ」のパターンは5.8%と少数派ですが、これは特にブランド力や独自性に自信を持つ歯科医院が、地域名を省くことで強烈なブランドアピールを実現し、他の医院との差別化を図るのに効果的な戦略です。

ウェブサイト名サンプル3

「検索結果から見つけてもらおう」という姿勢ではなく、
集患を “頑張ってる感” を出さない余裕
患者側から医院名を “指名検索” させられる自信
を醸(かも)し出し、多くを語らない姿勢をとることで、検索者にとってより強い「信頼性・権威性」のアピールにつながります。

まとめ

所在地のアピールのためウェブサイト名に都市名を含めるのが一般的
医院ごとに異なる戦略が採用されている
最適な形式は医院の特徴やターゲットとする患者層によって変わる
医院のブランドイメージや地域のニーズを考慮して最適な形式を選ぶことが重要
検索エンジンでの注目度だけでなく検索ユーザー(見込み患者)からの選ばれやすさを意識

地域性や患者のニーズに応じた戦略を検討することで、より効果的なOnline Presence(オンラインプレゼンス=ネット上の存在感)を確立できます。

Theory.2

61.7%が「|」を使用

サイト名分析グラフ2

歯科医院のウェブサイト名には区切り記号を使用するのが一般的
「|」の記号が最多(61.7%)

ウェブサイト名サンプル4

「|」の記号は「shift + ¥」(USキーボードの方は「shift + \」)、または「たてぼう」で変換できます。

ウェブサイト名サンプル5

多く見受けられるのが「|(全角)」を「|(半角)」で入力してしまう例です。
半角の「|」だと、▼のように
棒自体が下にズレて表示され、左右の余白も少なく窮屈に見えてしまいます。

東京市中央区|ジャパン歯科医院

見栄えの良さからも、必ず全角の「|」を使用するようにしましょう。

ウェブサイト名サンプル6

「|」でウェブサイト名の構成要素を区切るメリットは2つ。
❶ ユーザーフレンドリー
❷ SEO対策

ユーザーフレンドリー

「都市名|医院名|その他情報」というようにウェブサイト名を区切ることによって、検索結果ページ上でウェブサイト名が整理された形で表示されることになります。
これにより検索者にとって、

一目で情報を把握できる
視覚的なストレスが軽減される
迅速な判断が可能になる
というメリットがあります。

ウェブサイト名がスッキリと整理されて表示されることで、ユーザーは都市名と医院名を瞬時に認識でき、その結果、自分に適した歯科医院を見つけやすくなりウェブサイトへのクリック率の向上につながります。

さらに、ユーザーにとって読みやすいウェブサイト名は、医院のプロフェッショナル感や信頼性を感じさせる効果があります。これにより、潜在的な患者が医院に対して良い印象を持ち、来院や予約という現実のアクションにも結びつきます。

SEO対策

ウェブサイト名の各要素を「|」で区切ることは、検索エンジンにとっても情報を正確に識別しやすくなるため、有効なSEO対策(検索エンジン最適化)になります。

なぜなら、「|」で区切ることで、検索エンジンは都市名や医院名を独立したキーワードとして認識し、それぞれのキーワードと検索結果の関連性を判断しやすくなるからです。

これにより、検索エンジンは検索者が入力したキーワードとウェブサイト名が一致しているかを評価しやすくなり、結果的に検索結果の上位に表示される確率を高めることができます。

要は、「人間」にとって見やすいウェブサイト名は「検索エンジン」にとっても見やすいってこと。

「|」と検索エンジンのアルゴリズムの関係についてさらに詳しく

検索エンジンのアルゴリズム的に、「|」を使用することが適切な評価が受けられる可能性が高いと考えられる理由は以下の3点です。

❶ シンプルで明確な区切り

「|」は、ウェブサイト名の構成要素を “シンプル・明確に” 区切る役割を果たす記号です。これを使用することで、ウェブサイト名の各要素が独立したキーワードとして認識されやすくなります。

検索エンジンは、ウェブサイト名の各要素を
個別に評価して検索結果に反映させます。そのため、シンプルで明確な区切り記号である「|」は、検索エンジンがウェブサイト名を正確に理解し、適切に評価する手助けをします。

❷ 標準的な記号

検索エンジンがウェブページの構造や記述方法を解析する際、標準的な記号や表記方法を評価基準にします。「|」は、ウェブサイト名やページタイトルを区切るために一般的に使用される記号であり、検索エンジンに好まれる記号であると言えます。

反対に、
検索エンジンから評価を受けにくい記号は以下のようなパターンです。

1. 特殊文字
特殊文字(例:™, ©, ® など)は、一般的にウェブサイト名やページタイトルで使用されないため、検索エンジンが適切に解析できない可能性があります。
2. 絵文字
絵文字は意味が曖昧であり、検索エンジンが適切に評価するのは困難です。また、検索エンジンによっては絵文字を無視することもあります。
3. 記号の連続使用
複数の記号を連続して使用すること(例:!!!—***)は、検索エンジンが適切に解析しにくいため、評価を受けにくくなります。

これらの記号や表記方法は、検索エンジンが適切に解析しにくいため、
ウェブサイト名やページタイトルでの使用は避けるべきです。

❸ 一貫性と予測可能性

検索エンジンは、
一貫性と予測可能性を重視する傾向があります。

一貫性とは、ウェブサイト全体で同じような構成や表現方法が使われているということです。一貫性があることで、検索エンジンがウェブサイトの内容を正確に理解しやすくなるため、検索エンジンは一貫性があるウェブサイトを好む傾向があります。

予測可能性とは、ウェブサイトの構造や表現方法が、検索エンジンにとって容易に予測できるということです。予測可能なウェブサイトの方が検索エンジンがウェブサイトの内容を効率的に解析できるため、検索エンジンは予測可能なウェブサイトを好む傾向があります。ウェブサイト名の構成要素を「|」で区切ることは、検索エンジンにとって予測しやすい形式であるため、検索エンジンからウェブサイト名を適切に評価される可能性が高まります。

これらの理由から、
「|」を使用したウェブサイト名は、検索エンジンのアルゴリズム的に評価されやすい形式であるため、効果的なSEO対策であると言えます。

まとめ

ウェブサイト名を「|」で区切ることで得られるメリット

「ユーザーフレンドリー」へのメリット

一目で情報を把握できる
視覚的なストレスが軽減される
迅速な判断が可能になる
「SEO対策」へのメリット
検索エンジンがキーワードを正確に識別しやすくなる

ユーザー検索エンジン両者へのメリットが得られ、歯科医院のオンラインでの集客力を高めることが期待できます。

Theory.3

54.2%がキーワード「歯医者」を併用

サイト名分析グラフ3

キーワード「歯医者」を含むウェブサイト名が約80%

歯科医院のウェブサイト名において、「歯医者」というキーワード単独で54.2%非常に多く使用されています。さらに言えば、24.2%の「複数」の大部分にも「歯医者」のキーワードが含まれているため、実際には約80%のウェブサイトに「歯医者」というキーワードが併用されています。

これは、「歯医者」という言葉が広く一般的で、誰もが理解しやすい表現であることが理由として考えられます。当然、SEO対策としても「歯医者」という多くの人に使われる検索ワードは有効と言えるでしょう。

とはいえ、Googleの検索アルゴリズムは非常に優秀で、「歯医者」と検索しても実際には「歯医者」というキーワードがサイト名に入っていない歯科医院のウェブサイトもヒットするように、多くの場合、検索者の検索意図を正確に汲み取って検索結果を表示します。

しかし、「歯医者」というキーワードを検索した場合、Googleは「歯医者」を含むウェブサイトやページを優先的に表示することがあり、同様に、「歯科医院」と検索した場合は、「歯科医院」を含むウェブサイトやページが優先的に表示される可能性があるのも事実です。

実際の検索結果を見てみましょう。

神奈川県相模原市を例に、
「相模原 歯医者」で検索した場合と、
「相模原 歯科」 で検索した場合の検索結果を比較してみます。

「相模原 歯医者」の検索上位5医院
❶ 相模原の歯医者・歯科|デンタルオフィス相模原
❷ 相模原あおぞら歯科|イオンフードスタイル相模原2F|土曜も診療、ネット予約可
❸ 相模原市中央区の歯科・歯医者|相模原中央グッデイ歯科|グッディプレイス相模原1F
❹ 相模原駅直結徒歩0分の歯医者|ホワイトデンタルクリニック相模原院
❺ 相模原市の「やました歯科医院」|淵野辺駅30秒|土日も診療

「相模原 歯科」の検索上位5医院
❶ 相模原の歯医者・歯科|デンタルオフィス相模原
❷ 相模原あおぞら歯科|イオンフードスタイル相模原2F|土曜も診療、ネット予約可
❸ 相模原デンタルクリニック|相模原市中央区の歯科
❹ 相模原4丁目山田歯科医院|日本歯周病学会専門医
❺ 相模原駅直結徒歩0分の歯医者|ホワイトデンタルクリニック相模原院

結果を見ると、
検索結果1位と2位の歯科医院は「歯医者」「歯科」どちらのキーワード検索でも1位2位
1位は「歯医者」「歯科」両方のキーワードを入れている
「歯医者」の検索結果で「歯医者」のキーワードが入っていないサイト名、「歯科」の検索結果で「歯科」のキーワードが入っていないサイト名の医院がヒットしている(双方の5位)
という
興味深いランキングになっています。

このことから、
Googleの検索アルゴリズムが、検索意図が似ているキーワード間でも、ユーザーが入力したキーワードに応じて検索結果を微調整している
ということが分かります。

よって、SEO対策の取りこぼしがないよう考慮するなら、検索意図が似ている「歯医者」「歯科」の2つのキーワードを両方含めることが効果的であると言えます。

医院名によるキーワード選定

【医院名が「◯◯歯科医院」「◯◯歯科」「◯◯歯科クリニック」の場合】
▶︎「歯科」がすでに含まれているから、「◯◯市の歯医者」のように「歯医者」というキーワードをプラスする。

【医院名が「◯◯デンタルクリニック」「◯◯デンタルオフィス」の場合】
▶︎「歯医者」も「歯科」も含まれていないから、「◯◯市の歯科・歯医者」のように「歯科」と「歯医者」2つのキーワードをプラスする。

という手法をおすすめします。

「デンタル」や「クリニック」というキーワードは含めなくてもいいの?

一般的な検索ユーザー(見込み患者)が歯科医院を探す際、「◯◯市 歯医者」ではなく「◯◯市 デンタルクリニック」と検索することはあまりないと考えられるため、「デンタル」や「クリニック」というキーワードをあえてプラスで入れる必要はないでしょう。

また、「◯◯市の歯科・歯医者|◯◯歯科医院」というように、「歯科」という同じキーワードを複数使用してしまうと、検索結果に表示されるウェブサイト名の文字数を無駄に圧迫してしまうため、悪手です。

Googleの検索アルゴリズムは非常に優秀なため、強調したいキーワードを複数使用したからといって検索順位に優位に作用することはありません

ェブサイト名には同じキーワードは1つのみ使用し、可能な限り無駄のないタイトルに仕上げましょう。

まとめ

ウェブサイト名には一般的に検索者に広く使用される「歯医者」というキーワードを含めるべき
検索の取りこぼしを最小限にするため、「歯科医院」と「歯医者」は両方含めるべき(特に医院名がデンタルクリニックの場合)
同一キーワードの連発はNG
ウェブサイト名は28文字以内にしたいため可能な限り無駄のないタイトルにする

Google検索に表示されるウェブサイト名は、長すぎると省略されてしまいます。
・28~30文字以内なら、PCでもスマホでも検索結果にそのまま表示されやすい
・33~36文字以内なら、スマホでは省略されずそのまま表示されやすい(PCでは省略されてしまう)
・36文字以上は、スマホでも省略される可能性が高い
よって28文字以内にするとどのデバイスでも省略されずに表示されるためおすすめです。

Theory.4

64.2%がPR表記あり

サイト名分析グラフ4

ウェブサイト名に医院のアピールポイントを明記しているサイトは64.2%

アクセスに関するPRは25.5%

<アクセス関連のPRを含むウェブサイト名の例>

【公式】三浦歯科医院|帯広市・大谷高校前の歯医者
横浜駅徒歩3分の歯医者|スカイビル歯科
名古屋駅直結の歯医者|ゲートタワースワン歯科・矯正歯科
HOME|【公式】にしおか歯科医院|福岡市西区九大学研都市の歯医者
【公式】たろう歯科医院|沖縄県那覇市の歯医者|県庁前駅徒歩4分

医院の立地やアクセスは、医院を探している患者にとって非常に重要な要素です。患者が通院する際に、自宅や職場から近く、交通手段が便利な場所を好む傾向があることは確実です。

そこで、医院のアクセス情報をウェブサイト名に記載することで、患者が検索結果ページで医院を比較する際に、一目で通院のしやすさを把握することができます
新規患者の集患はもちろん、その後のリピート通院を促す効果も期待できます。通院しやすい医院であれば、患者は継続的に通いやすくなるからです。

アクセスに関するPRは歯科医院のウェブサイト名において最も多く見られる要素であり、新規患者の獲得リピート通院の促進に寄与していると言えるでしょう。

診療科目に関するPRは17.5%

<診療科目のPRを含むウェブサイト名の例>

【札幌歯科】札幌の世界標準のインプラント歯医者-
矯正治療審美治療の歯医者なら|盛岡となん歯科・こども矯正歯科
東京銀座デンタルクリニック|銀座でインプラントマウスピース矯正審美歯科
甲府市の矯正歯科|歯科・矯正歯科GOODSMILE
いずも歯科クリニック|出雲市の歯医者さん。インプラント歯周病治療

患者は自分の症状や治療のニーズに合った医院を選びたいと考えるため、医院が得意とする診療科目や治療法をウェブサイト名に明示することで、患者は医院を比較しやすくなります。

特定の診療科目や治療法に焦点を当てると、その医院が特定の分野において高い専門性や技術力を持っていると認識されることが多いです。これにより、患者は自分の治療に適した医院を選びやすくなり、競合他院と差別化を図ることが期待できます。

また、ターゲットとする患者層を明確にする効果もあります。例えば、インプラント治療や矯正歯科治療をアピールする医院は、そのような治療を必要とする患者にアピールすることができ、より効果的なマーケティングが可能になります。

さらに、最新の技術や治療法への取り組みを示すことができれば、医院のイメージ向上にも寄与します。患者は技術力の高い医院を選びたいと考えるため、医院が最新の治療法を提供していることをアピールすることで、信頼感や安心感が向上し、患者の選択肢の中で上位に入る可能性が高まります。

総じて、診療科目に関するPRは、自院の強みや専門性をアピールし、ニーズに合った医院へその患者を導く上で非常に重要な要素であると言えます。

診療時間に関するPRは4.2%

<診療時間のPRを含むウェブサイト名の例>

年中無休、東京・銀座の歯医者さん|銀座池渕歯科
【歯科医院/歯医者】松村歯科新潟診療所|年中無休で夜8時30分まで診療
松山市竹原3丁目の歯科医院|松山デンタルクリニック|19時まで診療

診療時間に関するPR4.2%と比較的少ないものの、現代人の多忙な生活スタイルを考慮すると、診療時間が長いことや日曜などにも診療が行われていることは、患者の利便性に大きく関わる要素となります。

長い診療時間や土曜・日曜・祝日診療をPRすることで、患者の様々なライフスタイルやスケジュールに柔軟に対応できること、患者のニーズを理解し、それに応じたサービスを提供することに積極的であることのアピールになります。このような姿勢は、患者からの信頼を獲得し、口コミや評判にも繋がります。例えば、仕事帰りに通える夜間診療や週末の診療が可能な医院は、その時間にしか来院できない患者にとってありがたいはずです

総じて、診療時間に関するPRは、患者の利便性を向上させるだけでなく、医院の信頼性や評価を高め、競合他院との差別化にも貢献できる場合があります。「診療時間が長い歯科医院=質の高い歯科医院」とはならないですが、診療時間が”強み”である歯科医院は、患者のライフスタイルやニーズに合わせた診療時間を提供していることをウェブサイト名に含めることで、そういった歯科医院を求めている患者から見つけられやすくなるでしょう。

その他のPRは17.5%

その他にも各医院が独自のアピールポイントを活用している事例がいくつかありましたのでご紹介します。

【公式】
「【公式】」というキーワードをウェブサイト名の主に先頭に置くことで、検索結果の中でレビューサイトや口コミサイトと区別し、公式ウェブサイトであることを強調して伝えることができ、正確性や信頼性をアピールする役割を果たします。

24時間予約可
24時間予約が可能であることをアピールすることで、忙しい患者や夜間に予約を取りたいと考える患者にとっての利便性を向上させることができます。

開業年数
医院が
長年の実績経験を有していることを示し、患者に対して信頼性や安心感を与えることができます。また、地域密着型の医院であることを強調し、地域住民からの信頼を得ることが期待できます。

年中無休
休日や祝日でも通院できることを伝えることができます。これにより、働く世代や忙しい患者にとって、通院の際の利便性が向上し、医院の選択肢が広がります。

歯科医師臨床研修施設
歯科業界全体の
スキル向上や教育に力を入れていることを示すことができ、「教育するからにはそれだけの高い技術力があるのだな」という信頼性を高めることが期待できます。

医療法人名の記載
医院が
法人組織として運営されていることを示すことで、会社組織としての信頼性や安定性をアピールできます。これにより、医院が法的な枠組みの中で適切な運営が行われていると感じさせ、患者の安心感につながります。

以上のPR事例から、患者のニーズや関心に応じて様々なアピールポイントが用いられていることが分かります。患者は様々な情報をもとに自分に適した歯科医院を選ぶことができるとともに、歯科医院側も自らの強みを活かした患者獲得に努めることができます。

適切なPRを行い、患者のニーズに応えるだけでなく、競合医院との差別化や自院のブランディングを強化しましょう。

PRキーワードは入れすぎ注意

ウェブサイト名への適切なPRキーワードの記載集患やブランディング強化に効果的である反面、欲張ってあれもこれもとPRキーワードを載せすぎると多くの悪影響を及ぼします

一貫性の欠如
ウェブサイト名に多くのPRキーワードを詰め込むと、その医院の
特徴や強みが一目で伝わりにくくなります。患者がどの情報に注目すべきか迷ってしまい、結果的に特徴や強みが薄れてしまうことにつながります。

可読性の低下
ウェブサイト名が長くなりすぎると、検索結果ページでの
可読性が低下し、患者が情報を把握しにくくなり、クリック率の低下につながります。そもそも、Google検索結果に表示されるウェブサイト名は30字程度であるため、表示数を超えた部分の文字は検索者には見えず、無意味です。

キーワードの希釈化
多くのPRキーワードを含めることで、
重要なキーワードの効果が希釈(=薄れる)されてしまいます。検索エンジンが特定のキーワードに対してページの関連性を判断しにくくなり、検索順位に悪影響を与える可能性があります。

不自然な印象
何でもかんでもアピールしてしまうと
“胡散臭さ” が増大し、信頼性やクリック率の低下を引き起こす要因となってしまいます。患者に対して不自然な印象を与えてしまうことは深刻なデメリットです。

ウェブサイト名には適切な数のPRキーワードを含め、医院の特徴や強みを効果的に伝えることが重要です。医療機関としての「誠実性」「クリーンなイメージ」「プロフェッショナル感」を損なわないよう注意してください。

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